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能登デモクラシー

8月上映
ジャンル:ドキュメンタリー
公開年:2025
《セレクイトポイント》
この町で、この国で、果たして民主主義は生き残れるのか。
一縷の望みに賭ける穴水からのラブレター!
《あらすじ》
能登半島の中央に位置する石川県穴水町。人口は 7000 人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入っている。コンパクトシティを推進する町の中心部から悪路を進んだ限界集落に暮らす元・中学校教師の滝井元之さん。2020 年から手書きの新聞「紡ぐ」を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けている。穏やかな穴水湾をのぞむこの町の伝統漁法「ボラ待ちやぐら」。我慢強さは町民性ともいえるが、滝井さんはこう記す「何もしなければ、何も変わらない」。石川テレビのクルーは市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度蔓延る役場と町議会の関係の歪さを浮き彫りにしていく。
2024 年 1 月 1 日、能登半島地震が発生した。カメラは思わぬ事態に見舞われた町と人びとの営みをつぶさに見つめる。そして、同年 5 月に放送されたテレビ版が、穴水に大きな風穴を開けた。「このままでは町がなくなる」。声を寄せ、届け、耳を傾ける。映画は確かな変化の芽吹きを映し出していくのだが――。
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