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太陽の下で
7月上映
ジャンル:ドキュメンタリー
公開年:2015年
《セレクトポイント》
当作は、北朝鮮政府にプロパガンダ映画の制作を依頼されて入国した監督が、自らの身を危険を犯しながら制作したドキュメンタリー。上映禁止の圧力を押し除け、世界中の映画祭で高い評価を得た衝撃作です。プロパガンダ映画の制作の裏舞台を軸に進むこの映画では、自分の心を押しころしながら必死にもがく一般庶民たちの姿が映し出されます。弾道ミサイルや、不審船などといった時事報道が相次ぐ一方で、まさにその独裁政権下で必死に生きる住民たちに光を当てた作品として、セレクトしました。
《あらすじ》
8 才のジンミは模範労働者の両親とともに平壌で暮らしており、金日成の生誕記念「太陽節」で披露する舞踊の練習に余念がない。エリートの娘を持った両親は周りから祝福を浴び、まさに “理想の家族” の姿がそこにはあった。ところがその高級な住まいも、親の職業も、クラスメイトとの会話も、すべて北朝鮮が理想の家族のイメージを作り上げるために仕組んだシナリオだった。そこでスタッフは、撮影の目的を“真実を暴く”ことに切りかえ、録画スイッチを入れたままの撮影カメラを放置し、隠し撮りを敢行するが...。
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