《セレクトポイント》
当作品は、日本社会で周緑化されてきた「アイヌ」の方々が「ありのままの自分」を見つけることの難しさを映しだしています。観る人が自分のルーツ や故郷、祖先に誇りを持つことの本質を考えさせられる普遍的なストーリーとして、この作品をセレクトしました。
《あらすじ》
阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らす14歳のカントは、父の死をきっかけにアイヌの活動に参加しなくなる。アイヌ文化と距離を置く一方、高校進学のため故郷を離れることを予定していた。そこに、亡き父の友人に任され、密かに子熊の世話をすることになる。